GAN | Abstract 第2文
The training procedure for G is to maximize the probability of D making a mistake.
Ian J. Goodfellow, et al., "Generative Adversarial Networks"
2つのモデルが競い合うように学習することが特徴的なGANの論文の"Generative Adversarial Networks"のAbstractの第2文について、英語リーディング教本のFrame of Reference(F.o.R.)を使って英文構造を解読します。
「Gのための訓練手順はDが間違いをする可能性を最大化することである。」
短い文ではありますが、少し構文を捉えづらかったところは"of D making a mistake"の箇所です。ここでは下記のように考えました。
準動詞によって表される動作・状態の主体を表す名詞を「意味上の主語」と言います。ここではDが準動詞makingの意味上の主語です。
意味上の主語には3つのタイプがあり、ここではそのうち一つの、意味上の主語になる名詞が文中でそれ以外の働きをしているタイプだと判断しました。つまり、Dは準動詞makingの意味上の主語であると同時に、文中では前置詞ofの目的語の働きを兼ねています。
リーディング教本の87,88ページの説明に基づいて上記のように考えましたが、あまり自信がありません。間違いなどありましたらご指摘いただけますと幸いです。
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