英語リーディング教本(F.o.R.)の知識で読めるAI関連論文の英文の割合は89.5%
本日までにAI関連の28論文のAbstractの200個の英文に関して構文解析を行いましたので、一度集計してみました。その結果、英語リーディング教本(F.o.R.)の知識で読めるAI関連論文の英文の割合は89.5%でした。
英語リーディング教本および英語構文のエッセンス Stage-1に記載されているF.o.R.の基本によって8割の英文は正確に構文を把握することが可能とされていますが、AI関連論文についてはそれを上回る約9割の英文で使うことができました。
英文単位で集計しているのでこの数字の結果ですが、F.o.R.の知識だけで読めないのは文の中のほんの一部分だけなので、単語数で集計した場合には、実質的にはF.o.R.だけで読める英語の比率はもっと高くなります。
F.o.R.の適用可能比率が高いのは、小説などとは違い、技術論文では比較的シンプルかつ明快な英文がよく使用されているからだと思います。F.o.R.の基本だけ押さえれば、論文の英文を読む力自体はかなりつくのではないかと思います。(論文の内容を理解するにはさらに全く別の大きな壁がありますが・・・)
F.o.R.の基本では解釈できない英文についても、それほど難しい英文なわけではありません。構文解析しなくても、なんとなく意味は理解できる英文だと思います。しかし、厳密に構文解析をしようとするとF.o.R.の基本ルールだけでは足りなくなってきます。こちらにリンクを貼りますので、ご参考いただければと思います。
<F.o.R.の基本に従わない英文> カテゴリーの記事一覧 - AI paper F.o.R.
<F.o.R.でうまく解釈できない可能性のある英文> カテゴリーの記事一覧 - AI paper F.o.R.
また区切りの良い時に、情報を更新したいと思います。
2019/09/01 更新(200英文)
2019/06/12 公開(100英文)
薬袋善郎先生の公式ウェブサイト